小児プライマリケア認定看護師の役割は、病棟、外来、地域などのあらゆる場において、病気を抱える子どもとその家族を幅広く支援することです。
多くの子どもにとって、病院は「こわい」場所です。初めて会う医療者、見たことのない器械、痛い処置。たくさんの不安を抱える子どもたちが自分の病気や治療と向き合い、乗り越えられるよう、成長発達に応じた看護をスタッフと共に実践しています。
また、最近では日常的に人工呼吸器や吸引などの医療的ケアが必要な子ども(医療的ケア児)の数が増加しています。医療的ケア児とそのご家族が地域で安心して生活でき、同世代の子どもたちと一緒に成長していけるよう、在宅移行支援やその後の継続支援を行っています。
さらに、特定行為研修で得たフィジカルアセスメント、臨床推論の知識を活用し、急性期にある子どもの変化を予測することで、症状を言葉で表現することが難しい子どもたちの重症化予防に繋がる看護を実践しています。