5階東病棟は、主に呼吸器疾患、腎疾患、糖尿病・内分泌疾患の方が入院している内科病棟です。幅広い年齢層のスタッフが活躍しており、様々な知識や経験を活かし、患者さん一人一人に寄り添った看護の提供を目標にしています。また、スタッフの様々なライフステージに合わせた多様な働き方にも柔軟に対応し、助け合いながら楽しく働いています。
主な検査・治療として、化学療法、放射線療法、気管支鏡検査、ステロイド治療、血液透析導入、糖尿病教育、内分泌疾患精査を行っています。がん患者さんや慢性疾患患者さんが多く、治療のために入退院を繰り返す人もいます。そのため、患者さんが疾患と向き合いながら自己管理の確立ができ、QOLの維持・向上が図れるよう支援しています。そして、その人らしい生活を送ることができるよう、身体的な症状緩和だけでなく、精神的・社会的面からのサポートも行っています。
また、単身世帯、高齢世帯、複雑化する疾患を持つ患者さんが増加しており、入院時から退院を見据えた看護を提供するために、多職種と連携しながら、チーム医療を実践しています。
慢性疾患患者さんでは、目で見てわかる急激な変化が少ないため、些細な異常を逃さないためにもバイタルサインチェックや症状を観察することが重要です。また、病態が急性憎悪することもあり、幅広い知識と全身状態を観察するアセスメント力が求められます。
生活指導や食事などに関するアドバイスも内科の看護師の重要な仕事で、一人の患者さんとじっくり関わることも多く、意思疎通やコミュニケーションが特に大切です。
症状が慢性化し繰り返し入院される患者さんは、主体的に自己の生活をコントロールできるためのセルフケア能力を高める必要があります。そのためには疾患理解だけでなく、生活背景を踏まえた上で、退院後も維持・継続ができるための教育や指導が重要です。患者指導を通して患者さんとの関係性がよりよいものとなり、また退院後の目標を一緒にもって取り組むことはとても楽しく、やりがいを感じます。
夜勤スタッフから、担当患者さんの状態を報告します。勤務交代の際、患者さんの状態、行った処置を伝え次の勤務のスタッフが看護業務をスムーズに行えるようにするための業務です。
夜勤スタッフから、状態に変化のあった患者さんや重症患者さんなど、スタッフ全体で共有したい事項について申し送りを受けます。
チーム別に分かれ、チームリーダーを中心に患者さんの看護計画、ADL状況などを報告し、情報を共有します。
ペアリングで担当する患者さんのもとへ行き、状態の確認とともに当日の検査・処置の説明を行います。体位変換や清潔介助などさまざまなケアを行います。糖尿病患者さんは病棟内で運動療法を実施します。
配膳し、介助が必要な患者さんに食事介助を行います。食前・食後の与薬をし、患者さんに合った方法で口腔ケアを行います。
1時間ごとに交代で休憩を取ります。
ペアを組んでいる看護師とともに検温を行い、看護記録を記載します。ペアでかかわることで、異常の早期発見に努めます。
退院後の生活をする上での注意点など、患者さんの疾患に合わせて患者さん・ご家族へ説明します。
医師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、退院支援課看護師、外来看護師、ソーシャルワーカーなど多職種を含めたカンファレンスを行い、早期退院に向け、治療方針の確認や情報共有を行います。
次の勤務のスタッフが看護業務をスムーズに行えるようにするために、今日の患者さんの状態を夜勤スタッフに申し送ります。
日勤リーダーから担当する患者さんの状態の申し送りを受けます。
配膳し、介助が必要な患者さんに食事介助を行います。食前・食後の与薬をし、患者さんに合った方法で口腔ケアを行います。
自力で体の向きを変えることのできない患者さんの体位変換を2時間ごとにおこないます。
担当する患者さんの検温を行い、異常がないか確認し、異常があった場合には速やかに当直医へ報告し、指示を仰ぎます。
ベッド周囲の環境を確認し、消灯します。 消灯後は2時間ごとに巡視をし、排泄介助や体位変換など介助が必要な患者さんのケアを行います。また、ナースコールへの対応をします。
患者さんの点滴交換や看護記録を行います。
交代で休憩をとります。休憩中の処置やケアは残りのスタッフに協力を依頼します。
担当する患者さんの検温や採血を行い、異常がないか確認し、異常があった場合には速やかに当直医へ報告し、指示を仰ぎます。
配膳し、介助が必要な患者さんに食事介助を行います。食前・食後の与薬をし、患者さんに合った方法で口腔ケアを行います。
次の勤務のスタッフが看護業務をスムーズに行えるようにするために、夜勤帯の患者さんの状態を日勤スタッフに申し送ります。