手術室では、外科的な治療が必要な疾患に対して手術を行います。当部署では、11科の手術を実施しています。ロボット手術室やハイブリット手術室(カテーテル治療と手術が同時に行える手術室)があり、予定手術とともに緊急手術にも対応しています。
術前診察同席時や術前訪問等により得た情報をもとにカンファレンスを実施します。入室時にも患者さんや手術に関わるスタッフでコミュニケーションを取り、新たに得た情報の共有を行っています。
1日の業務を役割分担して実施します。全体の状況把握を行い、統括するリーダー業務をはじめ、器械出し業務、外回り業務、回復室業務、麻酔科診察介助業務、術前・術後訪問業務、術後疼痛管理ラウンドに分かれて業務することにより、各役割を明確にして円滑な手術を実践しています。
手術室では、麻酔科医師、各科外科医師、臨床工学技士、薬剤師、臨床検査技師、滅菌技師等多職種で協働しています。各役割を発揮できるよう互いに連携をとり、手術が安全に行えるコミュニケーションを実践しています。
手術では、予想外の事態が発生することも少なくありません。状態変化に気づく観察力ととともに瞬時に察知して対応することが必要です。また、全身麻酔下では、患者さんは訴えることができません。褥瘡予防のためにも高い観察力が求められます。
多職種での連携のためにもコミュニケーション力が重要となります。手術に使用する器械の確認やアレルギー等注意が必要な状況の情報共有が重要です。また、状態変化時の速やかな対応のためにも的確に伝える力と正確に聞き取る力が必要です。
長い手術では、10~15時間程度時間を要するものもあります。立ったまま長時間手術に対応することも多く体力が必要です。さらに長時間手術に集中するため高い精神力が必要です。
全身麻酔で手術をする患者さんは、手術中の意識はありません。安全に手術が終了できるよう、それぞれの役割を遂行し、手術が円滑に終了できたときにやりがいを感じます。また、術前術後訪問では、直接お話を伺うことで患者さんの手術前の不安が和らいだりすることもやりがいです。
術前訪問、術前診察の情報を基に手術または患者さんの状態の報告を受けて、協力体制を整え、安全で円滑な手術進行のための打ち合わせをします。
手術患者さんを受け入れ、手術看護を実践します。
術後の患者さんの状態を把握し、手術室での看護の評価をします。
多職種とともに全身麻酔後の患者さんに対して疼痛管理を行います。
1時間ごとに交代で休憩。
手術患者さんを受け入れ、手術看護を実践します。
入院された手術予定患者さんを訪問し、少しでも手術室のイメージがもてるよう手術室での一連の流れを説明し 患者さんの不安の軽減に努めます。
麻酔科医師による術前診察に同席し、患者さんの状態を把握すると共に意思決定を支援します。
次の勤務の看護師が看護業務をスムーズに行えるようにするため、手術進行状況、患者さんの状態を申し送ります。
夜勤のスタッフへ患者さんの状態や注意事項についての報告があります。
日勤スタッフから手術進行、患者状態に申し送りを受け、手術看護の実践を行います。
交代で30分の休憩に入ります。
日勤から延長している手術看護の実践をします。緊急手術の依頼を受け、手術看護の実践をします。
手術終了後、各手術室や、回復室、説明室などの清掃をします。 また使用器械の確認と片付け、 翌日の使用器械の確認や手術室の準備をします。
手術終了後、各手術室や、回復室、説明室などの清掃をします。 また使用器械の確認と片付け、 翌日の使用器械の確認や手術室の準備をします。
要請があった場合、リリーフとして病棟などへ行きます。
日勤のスタッフへ患者さんの状態や注意事項についての報告があります。