入院サポートセンター(PFM)とは
患者さんの入院が決まった時から、手術前説明や検査説明、入院の説明を行い、患者さんやご家族が安心して治療ができ、退院後も不安なく療養できるように支援をしています。また、効果的・効率的に入院ベッドをコントロールし入院の支援をしています。その他、クリニカルパスのオーダー入力を支援し医師の業務軽減や、入院時の説明やオリエンテーション・情報収集等を行い看護師の業務負担軽減も行っています。
患者さんやご家族が入院生活のイメージができるように病棟概要から検査・手術など治療の説明を行い、不安なく入院の準備ができるように支援します。患者さんの身体的・精神的背景を把握して、必要があれば認定看護師や医療ソーシャルワーカーなどコメディカルへ支援の依頼をします。
入院前に中止薬のある患者さんには、薬の確認連絡を電話で行い、スムーズに治療が開始できるように支援をしています。全身麻酔で手術をする入院予定患者さんに対しては、麻酔科医による手術前診察をしています。また、薬剤師による持参薬の確認を行い、手術・検査など治療に影響を及ぼさないように中止薬の確認や、健康食品・サプリメントなどの相談もお受けしています。全身麻酔手術の患者さんやがんに係わる放射線療法・化学療法・緩和ケア治療中の患者さんの合併症を予防し治療が円滑にすすむように口腔ケアも行っています。
(1)アセスメント力
限られた時間の中で、生活状況や家族背景など患者さんの退院後の生活を見据えて支援することを見極めなければなりません。多くの疾患を把握して、患者さんと面談を行うことは、幅広い知識と経験が求められ、入院前の身体的・精神的な背景を含めて状態を把握しアセスメントをする力が必要です。
(2)傾聴力
初めての入院でイメージがつかない患者さんに対して、率直な思いを引き出し治療に対して心に寄り添う言葉をかけて前向きになっていただけるよう支援することが重要です。
入院サポートセンターは、入院に関する最初の窓口です。面談が終わって帰るときに、不安を抱えながら面談を始めた患者さんから「話をして元気が出た」「手術頑張るよ」などの言葉が聞かれたときは、とてもうれしくなります。患者さん一人ひとりに寄り添い、入院前の不安が少しでも軽減することに尽力するとともに、今後の支えになる関わりができることはやりがいでもあり、使命でもあると感じています。
事務職員、歯科衛生士を交えて、当日の予定や伝達事項について情報共有を行います。
面談実施時の支援内容や注意事項、決定事項など情報共有をします。
ケースカンファレンスを行い、支援内容の振り返りや情報共有を行います。必要時、事務や他部門も交えて実施します。
入院が決定した患者さんに対して、面談を行います。
退院の調整が必要な患者さんに対して、退院支援課看護師が面談を行います。その他必要に応じ、ケースワーカー、認知症認定看護師、緩和ケア認定看護師、がん看護専門看護師等と連携を図り、入院前からの支援を行っています。
当日入院される患者さんを、病棟までご案内します。
当日入院される患者さんを、病棟までご案内します。
入院が予定されている患者さんの入院ベッドの調整を病棟課長と行います。
入院前に中止薬がある場合は、中止する前日に患者さんへ電話をし、確認を取っています。
入院が決定した患者さんに対して、面談を行います。
17時以降の来院患者さんに対して、面談を実施
患者さん・ご家族の不安なことや気がかりなことに耳を傾け、必要な支援につなぐことが大切です。