2017年にリニューアルし病床数は30床(ベッド20床、リク ライニングチェアー10床)へ増床されました。プライバシーが 確保され、安心した療養環境を提供しています。月曜日から金曜 日まで毎日40名~50名の患者さんが来院され、医師、看護師、 薬剤師など他職種が連携し安全性の高いチーム医療に取り組んで います。
受け持ち制を導入し、初回治療前のオリエンテーションから、 継続した看護の提供に努めています。患者さんが安心して、がん 治療の悩みなどを話せる関わりや、がんとうまくつきあいながら 療養生活を送れるための意思決定支援を行っています。
がん化学療法の多様化による専門的な知識と、患者さんを身体 的、精神的にサポートするためのスキルが求められる部署であり、 がん化学療法認定看護師や、抗がん剤静脈注射に関する院内認定を 受けた看護師が配属となっています。患者さんを身体的・精神的に サポートするための知識や技術のアップデートに取り組んでいます。
患者さんが、がん治療と日常生活を両立させ、自分らしく生きるための手助けができるよう努めています。チームワークを発揮し、自分たちの笑顔が患者さんの安心につながっていることにやりがいを感じています。
化学療法を安全に実施できるよう、ペアリングの看護師とともに、予定患者さんの治療計画、投与スケジュール、副作用症状などの情報を共有します。リーダー看護師、メンバー、薬剤師とも情報共有します。
連絡事項などの伝達をします。ツールボックスミーティングを行い、各種マニュアルの手順、医療安全情報をはじめ、安全確認をします。
ミキシングルームから払い出された調整後の薬剤を準備します。がん化学療法看護認定看護師または抗がん剤静脈注射院内認定ナースが血管確保を行い、化学療法薬の投与を開始します。投与中は血管外漏出をはじめ、症状の変化の観察を行います。また、患者さんの副作用症状に応じたケア方法を患者さんと共に検討し、セルフケア支援を行います。患者さんの退出後、随時、片付け・環境整備を行い、次にベッドを使用する患者さんに備えます。
交代で休憩をとります。
翌日の予定患者さんの治療計画、投与スケジュール、副作用症状などの情報を確認します。
医療機器や物品・薬品などを点検・補充します。ウィッグなどの副作用対策に関連したケア用品の整理整頓、パンフレットの補充を行います。
患者さんの治療・看護について、身体的・精神的・社会的を含めてカンファレンスを行います。対象患者さんに応じて、他職種、他部署のスタッフとのカンファレンスも行っています。