2017年9月に外来化学療法室から病床数を増床・リニューアルし、化学療法センターとして外来通院でのがん化学療法を行っています。病床数は30床(ベッド20床、リクライニングチェアー10床)で、月曜日から金曜日まで毎日40名~50名の患者さんが来院されています。がん化学療法は、副作用の強い治療であり、専門的知識・技術を習得した、がん化学療法看護認定看護師や抗がん剤静脈注射院内認定ナースが配属となっています。さらに、安全性が確保できるよう、医師、看護師、薬剤師など、多職種が連携しチーム医療に取り組んでいます。
化学療法を安全に実施できるよう、ペアリングの看護師とともに、予定患者さんの治療計画、投与スケジュール、副作用症状などの情報を共有します。リーダー看護師、メンバー、薬剤師とも情報共有します。
連絡事項などの伝達をします。ツールボックスミーティングを行い、各種マニュアルの手順、医療安全情報をはじめ、安全確認をします。
ミキシングルームから払い出された調整後の薬剤を準備します。がん化学療法看護認定看護師または抗がん剤静脈注射院内認定ナースが血管確保を行い、化学療法薬の投与を開始します。投与中は血管外漏出をはじめ、症状の変化の観察を行います。また、患者さんの副作用症状に応じたケア方法を患者さんと共に検討し、セルフケア支援を行います。患者さんの退出後、随時、片付け・環境整備を行い、次にベッドを使用する患者さんに備えます。
交代で休憩をとります。
翌日の予定患者さんの治療計画、投与スケジュール、副作用症状などの情報を確認します。
医療機器や物品・薬品などを点検・補充します。ウィッグなどの副作用対策に関連したケア用品の整理整頓、パンフレットの補充を行います。
患者さんの治療・看護について、身体的・精神的・社会的を含めてカンファレンスを行います。対象患者さんに応じて、他職種、他部署のスタッフとのカンファレンスも行っています。