私が先輩からもらった印象に残るアドバイスとエピソードは、プリセプターからもらった「目標を高く持つことは良いことだけど、新人は毎日出勤できることが目標だよ」です。新人は覚えることが多く、日々忙しい業務のなかで看護の楽しさだけでなく、大変だなと思うことや悔しい思いをすることもあります。ですが、時々振り返ってみると毎日出勤することで知らず知らずのうちに成長している自分がいます。私は、先輩のこの言葉で気持ちがとても軽くなりました。あまり気を張りすぎず、自分らしく看護した方が自分も楽しいですし、患者さんやご家族も楽しく明るく働いているスタッフに対応された方が安心して入院生活を送れると思います。これから新人看護師として入職される皆さんも、新しく慣れない環境で緊張していたり、不安なことがあるかと思います。そんなときはこの言葉を思い出して、「今日も来られた私偉い！」と自分を褒めてあげて下さい。これから一緒に頑張りましょう！

（M・T　済生会宇都宮病院看護専門学校出身）