2022.06.27
私が一年間看護師をやってきた中で、つらかった出来事は業務をこなすことに精一杯になってしまい、私の理想とする看護が行えていないと感じたときです。少しずつ自分で行える事が増えていく中で優先順位や業務配分が不慣れなため、時間をうまく使えずに1日が終わってしまう事が続いていました。そんな中、プライマリーをしている患者さんが急変し、患者さんの意向などを再確認が必要になったときに、患者さんの思いを知ることが出来ていなかった事に気づきました。私がやっていたのは看護ではなく業務で有り、患者さんと向き合えていなかった事に深く落ち込みました。患者さんとの関わり方が分からなくなり、模索している時にある患者さんが手を握りながら「あなたが来てくれるとほっとするの。何でも言えるし頑張ろうって思えるのありがとう。」と言ってくれ、私の関わり全てが間違っていなかったと思えるようになりました。これからもつらいことがあっても、この患者さんの言葉を忘れずに私らしく看護をしていきたいです。
(M・S 済生会宇都宮病院看護専門学校出身)
「働いていて一番うれしかった事」