2024.03.16 お知らせ
このたび、栃木県で初となる小児プライマリケア認定看護師の資格を取得しました。
認定看護師制度の改正により小児プライマリケア分野が制定され、病棟、外来、地域などのあらゆる場において、病気を抱える子どもとその家族を幅広く支援することが役割となりました。
また、最近では日常的に人工呼吸器や吸引などの医療的ケアが必要な子ども(医療的ケア児)の数が増加しており、医療的ケア児が地域で安心して生活できるよう支援することも、小児プライマリケア認定看護師の役割の特徴です。小児病棟での経験を通したくさんの医療的ケア児や重症心身障害児と出会う中で、24時間医療を必要とする子どもたちも同世代の子どもたちと同じように遊び、笑い、学べるように看護師として支援をしたいと思ったことが、認定看護師を目指すきっかけでした。
さらに、小児プライマリケア認定看護師の活動には特定行為が含まれます。
特定行為とはこれまで医師が行っていた行為を、医師が出す「手順書」をもとに研修を修了した看護師が行うことを指します。患者様の一番近くにいる看護師が特定行為を実践することより、子どもの病状変化に対してよりタイムリーに介入することができるようになります。研修の中で学んだ知識を活かし、医学的視点と看護的視点の両方をもって子どもたちを支援していきます。
小児プライマリケア認定看護師 特定行為研修修了者
池田 麻衣子