2025.10.30 お知らせ NEW
放射線治療は、手術、薬物療法とならんで、がん治療を支える3本柱のひとつです。
体に負担が少ない治療法として、切らずに根治性を目指すことができる治療法であり、高齢の方や手術・薬物療法が難しい治療や、症状緩和にも有効です。
一方で、被爆国である日本では、放射線治療に不安感や抵抗感をもたれている方も少なくありません。がんという疾患を人生のどの時点で経験するかによって、患者様とご家族の感じ方や抱える思いは大きく異なります。がん放射線療法看護認定看護師として、患者様とご家族が、人生の時間軸のどの時期にいて、どのような不安を抱えているか、放射線治療に関してどのような経験をしてきたか、お気持ちに寄り添い、治療完遂のサポートを行います。
さらに、放射線治療によって生じる粘膜炎や皮膚炎といった有害事象への早期ケア、脱毛や色素沈着など外見の変化に対するアピアランスケアも行います。加えて、乳癌術後に起こる上肢リンパ浮腫については、リンパ浮腫サロンと提携しセルフケアの支援を行います。